荒野の出来事

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　－冒頭－



　全てを知っているとはいえ、自分のスイッチでこんなにあっさりと人が死ぬ。
　悲しみとその罪の重さに涙を流しながらも、兄を止めたいその一心で、シュナイゼルの言われるがままにフレイヤを発射し続けるナナリー

　こんな子を騙すなんて・・・。
　



　－あらすじ－

　公式：帝都ペンドラゴンを一瞬で消滅させたフレイア弾。その決戦兵器を大量装備した天空要塞ダモクレスが舞い上がる！そのシュナイゼルの計画が完了すればもはや世界は彼の手に落ちる！ルルーシュとナナリーが、カレンとスザクが虚空の彼方で相対する時、すべては結末に向け加速する！

　まあ公式はもう簡単には当てにできないことはわかりましたからｗ
　実際に見てどうなるか見極めましょう！


　
　・・・戦術が意味を成さない！

　そう、フレイヤによる大量破壊により、陣形・戦略がほどんど意味を成していない。
　もし意味があったとするなら、かろうじてルルーシュたちが生き残っていることくらいだろうか？

　ジェレミア「だがしかし懐にさえ入ればフレイヤは使えない！」
　ジェレミアお得意の近接攻撃に持ち込む。
　しかしダモクレスにはランスロットと同じ装置『ブレイズルミナス』が搭載！
　それも最大展開すればダモクレスを完全に包み込める。まあその間に攻撃できないのは向こうも一緒なわけだが、時間が経てば、ナイトメアでも手出しできない高さまで逃げられてしまうのでそれまでに手を打ちたい！

　咲世子「世界はフレイヤと言う圧倒的な恐怖に黙り込むしか・・・」
　ロイド「それも“平和”な状態と言うのかな＾＾？」
　ルルーシュ「残存兵力をこのアヴァロンに終結させろ！人質ごとダモクレスに突撃をかける！」
　ロイド「いいんですか？」
　ルルーシュ「お前が戻ってきたと言うことは目処がついたんだろう？」
　ロイド「あとは陛下とスザク君にかかっていますがね」

　フレイヤ連発により焦った星刻は残存勢力を集めて奇襲を決意！
　もちろんシュナイゼルもそれを読んでいて、フレイヤ準備時間ちょうどの10分をリミットに定めて許可する・・・。あわよくば黒の騎士団ごと消すつもりだったのだ。


　富士山噴火にともない、東京租界は暗雲立ち込める。
　その間、学園ではミレイとリヴァル。君達は生き残って欲しい！　



　アヴァロンの奇襲に成功する黒の騎士団！
　もちろんスザクがそれを許さないが、星刻の一撃によりアヴァロンはフロートを破壊され、藤堂・千葉・玉城の決死の足止め(誰も死んで無いｗ)により、アヴァロンへのナイトメア侵入を許してしまう・・・。
　ルルーシュ「ここまで持てば十分だ。本艦はこのまま太平洋に着水。君達はミッション『アパティア・レティア』を」
　咲世子「ルルーシュ様・・・」
　ルルーシュ「ここまでよく仕えてくれた。君達の覚悟に感謝する！」
　一同はルルーシュに敬礼！
　その覚悟にアーサーすら敬礼するほどｗ
　はたして残された最後のミッションとは？

　ルルーシュはアヴァロンの放棄し、完成した“あるもの”をもってダモクレスへと向かう。
　

　その道中で、ニーナと久しぶりに会話をするルルーシュ。
　ルルーシュ「ああ、わかっている。これは俺個人の望みだ。しかし・・・」
　ニーナ「ユーフェミア様の願いでもあるんでしょ？」
　ルルーシュ「・・・だから、俺がやらないと！」
　ニーナ「でもアレの最終プログラムは『環境データ』を打ち込まないと完成しない。私も一緒に！」
　ルルーシュ「もう十分だよニーナ。今の言葉で君の本心も理解した。ユフィの敵である俺に、ゼロによく付き合ってくれた・・・」
　ニーナ「私はゼロを許しはしない！・・・多分一生。でもそれとは別に私自身に答えを出さなきゃいけないと思ったから、ただそれだけなの」
　ルルーシュ「君は立派だよ」
　

　
　ルルーシュ「C.C.無事だったのか？」
　C.C.「めずらしいな。心配してくれるのか？」
　ルルーシュ「大事な戦力だからな」
　C.C.「フン、だからアレを取りに来た」
　吸血鬼のナイトメアの盾。防御だけじゃなく攻撃にも役立てられる武装だ！
　ルルーシュ「では護衛をたのもうか？」
　C.C.「やはり出るのか？ナナリーをその手で討つことになるかもしれないのに」
　ルルーシュ「ゼロ・レクイエムの障害になるなら仕方ない」
　C.C.「ルルーシュ、恨んでいないのか？私のことを・・・。ギアスを与えたことでお前の運命は大きく変わってしまった」
　ルルーシュ「らしくないな。“魔女”のくせに」


　ルルーシュ「C.C.お前がくれたギアスの、お前がいてくれたから俺は歩き出すことが出来たんだ！そこから先のことは全て俺の・・・」
　C.C.「初めてだよ！お前みたいな男は」
　ルルーシュ「C.C.・・・」
　いい雰囲気のところ、カレンの邪魔が入る。
　今考えると、カレンとルルーシュフラグはC.C.が散々邪魔してたのでそのお返しですね＾＾；


　カレン！？

　貴方は私が止める！さようならルルーシュ・・・


　間一髪のところでC.C.が輻射波動を防ぐ！
　ルルーシュ「しかし紅蓮相手では」
　C.C.「嬉しかったよ。心配してくれて」
　ルルーシュ「！」
　C.C.「早く行ってもどってこい！私に笑顔をくれるんだろ？」
　ルルーシュ「ああ、約束しよう！」

　ルルーシュは残った兵力とスザクをつれて、ダモクレスに特攻！
　これが最後と判断したシュナイゼルはナナリーに最後の攻撃を指示する。
　だが全ては思惑通り。あとはルルーシュの頭脳と、スザクの力が全ての鍵となる！


　必ず成功させて見せる！
　
　この一手で。なんとしても！


　
　フレイヤが発射された。
　ニーナが開発したのは、皆さんが予想したとおりフレイヤキャンセラー！
　ただし、フレイヤはその組成を刻々と変化させている
　その組成に対応する反応の見つければ、フレイヤの臨界反応は停止できる。

　・・・と言う理屈なのだが
　爆発までの約19秒で、その場に応じた現場環境データをプログラムしなければならない！
　しかもプログラム完成後から実行時間は，04秒だけｗ


　理論上は可能。
　しかしそんなとんでもないことをやらかせる人間はいない！

　だがフレイヤは停止した！

　19秒と言う限られた時間の中で、ルルーシュが入力したデータ。時間を余裕で余らせてスザクに託す。
　ランスロットアルビオンにその槍を持たせて反応した瞬間に、ギアスの力まで利用し投げ込む！
　この二人でなければ出来なかっただろう・・・。
　


　さらにブレイズルミナスの隙をルルーシュは逃さず侵入し、絶対守護領域を展開！
　道を開きランスロット・アルビオンとその他の兵力が侵入！形勢は逆転した。

　ランスロット・アルビオンの砲撃の衝撃により、ナナリーはスイッチを落とす。
　もはや怖れるものは何も無い。


　しかしシュナイゼルは最終手段を取る。
　


　
　ダモクレス内部を捜索中のルルーシュたち。
　しかし何者かの追撃により残存戦力は全て破壊された！
　ルルーシュ「ジノか？」
　ジノ「ルルーシュ。お前のブリタニアは私が認めない！」

　ジノはナイトオブワンのエクスカリバーと同じ力を使い、蜃気楼のシールドをあっさり突破する！
　結局ナイトメアは破壊され、スザクはルルーシュを先に行かせるためにジノと戦う。
　スザク「ルルーシュ先に行け！君には倒さなければならない人と、救わなければならない人がいるはずだ！」
　ルルーシュ「分かった！」



　シュナイゼルはダモクレスにいるルルーシュたちごと自爆させる気だった。
　しかも最悪なことにナナリーは放置！
　ダモクレスもフレイヤも替えが効くと思っていたのだろう・・・。

　だがシュナイゼルは1つ勘違いをしていた。
　それは・・・



　さて戦場では、もはや戦術ではなく、個人の力による戦いが激化していた！
　アーニャ「今のルルーシュは嫌い」
　ジェレミア「ナイトオブシックス！？相手にとって不足無し」

　カレンは相変わらず鬼神のごとき活躍を見せていた。
　カレン「国でもなければ復讐でもない！野心の欠けらも持っていない！！戦う理由が無いやつは引っ込んでな！」
　C.C.「理由なら出来た。約束がな」
　カレン「それってルルーシュを好きってこと？」
　C.C.「さあな？ただ、経験と言う積み重ねは、もうお終いにしようと思ったんだ」
　カレン「人間らしいことを言うのね！」
　C.C.「くそ！さすがは・・・」

　機体性能・操縦能力・全てにおいて圧倒される。
　C.C.「・・・カレン。お前の勝ちだ！」
　カレン「どうでもいいよそんなこと。じゃあね」
　だがカレンは止めを刺さなかった・・・。

　C.C.「フッ！勝つとか負けるとか、そんな心がまだ私に残っていたとはなあ・・・・」


　ナナリー「カギ、鍵はどこにあるの？・・・」
　目も見えず、足も動かず、自分に向けられた重圧・責任に押しつぶされそうになりながらも、兄の罪と一緒に全てを終わらせるために、落ちたスイッチを捜す。
　ナナリー「私がお兄様を止めなきゃいけないのに！！」
　彼女は今日ほど自分の体の不自由を呪った日は無いだろう・・・。
　正直ナナリーのこのシーンは見ているのが辛かった。
　だが彼女に変化がおとづれる。



　シュナイゼルは脱出艇に乗る
　ハルト・グレイン卿って何ぞ？と思いましたがｗ
　
　ルルーシュからの通信が入るｗ

　ルルーシュ「待っていたよシュナイゼル」
　シュナイゼル「・・・そうか。チェックメイトをかけられたのは私か」
　ルルーシュが通信してきているのは司令室。
　脱出艇の周囲の兵士はギアスがかけられており、もはや何も出来ない！
　シュナイゼル「なるほどねえ。教えて欲しい。なぜ私の策が分かったんだい？」
　ルルーシュ「策ではない。俺が読んだのはあなたの“本質”だ」
　シュナイゼル「本質？」
　ルルーシュ「あなたは“勝つ”気が無い。朱禁城での対局。黒の騎士団のクーデター。貴方は常に負けないところでゲームをしている」
　シュナイゼル「・・・だから私がダモクレスを放棄すると」
　ルルーシュ「シュナイゼル。貴方には今度こそ“負けて”もらう」
　シュナイゼル「つまり、私を殺す」


　同じ頃、アヴァロンは着水。
　天子・神楽耶たちはロイドたちに解放された(と言う風にロイドたちは演じた)
　咲世子「星刻さま、私達はあなた方の味方です！」
　星刻「ルルーシュを裏切ると？」
　咲世子「私達は脅されていただけなのです。しかし、ルルーシュがいなくなった以上は・・・」
　神楽耶「少なくとも独裁者を是としないと言う意味では信じてよいかと」

　さらに蓬莱島では

　！！？

　コーネリア？　とギルフォード？？

　いやはやｗ
　どうやらコーネリアは殺されなかったようです。
　ギルフォードは目が見えないようで、それでギアスが切れたのかな？もしくはフレイヤでそうなっただけかな？
　まあこれに関しては言いたいことが山ほどありますがとりあえずスルーでｗ


　もどりまして　
　ルルーシュ「質問したい。貴方はダモクレスで世界を握りたかったのか？」
　シュナイゼル「違うよ！私はただ皆が望むことを、平和を作りたいだけだ」
　ルルーシュ「人の本質を無視してでも？」
　シュナイゼル「見解の相違だね。」
　ルルーシュ「貴方は“今日”と言う日で世界を固定しようと考えた。だが変化なき日常を生きているとは言わないそれはただの“経験”だ」
　シュナイゼル「しかしその連なりを“知識”と言うが？」

　ルルーシュ「フフフ、やはり貴方は優秀だよ。優秀すぎるがゆえに見えていない！そう、皇帝シャルルは“昨日”を求めた。貴方は“今日”を。だが俺は“明日”が欲しい」
　シュナイゼル「明日は今日より悪くなるかもしれない・・・」
　ルルーシュ「いいや、良くなる！例えどれだけ時間がかかろうと、人は幸せを求め続けるから・・・」
　シュナイゼル「それが欲望に繋がると言うのに・・・フハハハハハ！愚かしさも極まったね。それは感情に過ぎないよ。希望や夢と言う名の、当ての無い業」

　ルルーシュ「・・・それが皇族という記号で世界を見下してきた、貴方の限界だ！！俺は何度も見てきた。不幸に抗う人。未来を求める人。みんなが幸せを願い抗い続けた。ギアスも、仮面も、その根源は！」
　シュナイゼル「矛盾だよ。他人の意思を否定し続けてきた君が、ここに来て人の意思を、存在を肯定しようと言うのは。もういい・・・私を殺したまえ！ただし君もフレイヤで消える。私達の命で世界に平和を　　　　　」

　しかし後ろから誰かが肩を叩く。
　反射的に振り向いてしまったが、それは・・・
　ルルーシュ「だからこそ貴方に俺は」

　ゼロに仕えよと言う言葉をプレゼントしよう！

　映像はシュナイゼルの思考を読んだ録画だった。
　戦いの鍵こそニーナが握っていたものの、思考を完璧に読み込んでのこの布石。
　ここまで読みこまれていたのにシュナイゼルの勝利はありえただろうか？

　ルルーシュの完全勝利といっていいだろう・・・。


　ディートハルトが最後の抵抗を見せる。
　ディートハルト「ゼロ！貴方の物語はすでに完結している！貴方は生きていてはいけない！！」
　ルルーシュ「俺の存在を否定する権利は、お前には無い」
　兵から銃を奪うが、結局ギアスをかけられたシュナイゼルに銃殺される。
　ディートハルトは最後にゼロの信者としてギアスを望むが、彼の価値観にもはや興味はなかった・・・。ディートハルトの無様な最後だった。
　ルルーシュ「ではシュナイゼル。まずはダモクレスの自爆スイッチを解除してもらおうか？」
　シュナイゼル「わかりました。しかしフレイヤの制御スイッチはナナリーが・・・」
　ルルーシュ「？！」
　
　


　ランスロット・アルビオンと改造トリスタンとの戦いは空中戦へと発展！
　だがいくら改造機でも、ギアスによる強化・エナジーウイングと機体性能で負けているジノはスザクの敵ではなかった。
　もしスザクに劣るものがあったとするならば、仲間がいなかったところくらいかな？
　スザク「これが結果だ！ジノ・・・」
　ジノ「いいや、こっちの役目はすんだ」
　ジノは最後にはなった一撃で、ランスロットではなく、ダモクレスのブレイズルミナス装置を狙い損傷させる。
　弱くなったシールドを掻い潜りカレンが最後の戦いに赴く！
　カレン「スザク、決着をつけるときが来たようね。私達のすれ違いに！」
　そう、いつも敵同士だった。
　ちょっとタイミングがずれれば味方だったはずの存在。
　はたして勝利は誰の手に！






　－感想－

　明日を望まぬ者に勝ちは無い！！

　読み合いはルルーシュの勝ち！敗因は執着しなかったこと。
　ちょっと強引だったけど面白い展開でしたね。
　来週は最大の壁との戦い。スザクVSカレン　ルルーシュVSナナリー　この世界の女性は強いですね＾＾；
　ギアスを打ち破るほどの意思を持つナナリーに、どう対応するルルーシュ？皮肉なものですよね。
　ナナリーの目を治したのがルルーシュの罪だなんて・・・。

　ジェレミアも最後の戦場へ。
　ところでシュナイゼルを何のために利用するのでしょうかね？
　来週の題名は『Re；』のままでした。これが示す本当の意味は？
　最終回まで待ち遠しい。今日は興奮して寝付けなそうですね・・・ｗ

　



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