荒野の出来事

　

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　相変わらず契約者には扱いがひどい黒！ハヴォックへの尋問から妹の行方は分からなかった。彼女はただ静かな日々を暮らしていただけだったのだ・・・。


　ハヴォックいわく黒は契約者になってから、逆に契約者とちがい、感情的で能力の対価を払っている様子も無い。ハヴォックは黒が本当に契約者なのかと問うのであった。

　警察・桐原達は不本意ながら、ＭＩ６の力を借りることとなった。彼らと黒の戦いが近い。
　ハヴォックは昔の平穏な生活の夢を見ていた。暖かい家・暖かい家族。彼女にとって最初食事が楽しみではなかった。彼女にとって食事とは栄養摂取の手段でしかなかった。だが彼女が喪失者になってから世話になっていたローラ一家での生活が、彼女を徐々に人間にしていった。対価として子供の生き血をすすっていた彼女が・・・。

　黒はいつものごとく大量に作ったご飯の１つをハヴォックに分けるが、黒の拷問で指が使えない。だが黒はそんな彼女を見かねてご飯を食べさせてやるのだった。
　黒の作ったメシはうまかった！お互い自分達がらしくない契約者だと自覚する。ハヴォックは黒と話すうちに黒に協力すると言い出した。彼女はゲートに行き能力を取り戻し記憶を取り戻すのだという。


　ＭＩ６や黒の組織にも黒たちの所在と目的がばれていた。
　ハヴォックはゲートに近づくにつれ次第に昔の自分に戻っていく感覚と戦っていた！そしてハヴォックの能力が戻る傾向が空に現れ、ＭＩ６のメンバーは急いでハヴォックのもとへ向かっていた。

　限界に近づいていたハヴォックは黒に自分を殺すように言った。だが相変わらず黒は女性に甘かった。ＭＩ６にもかぎつけられ足手まといになりかねない彼女を連れて逃げる黒。だが天候を操る能力にうまく動けないでいた！

　ハヴォックは限界を超えていた。自分が殺人鬼に戻ることにたいして恐怖でいっぱいだった。とてもこのまま逃げ切れるとは思えない。そこに黒が励ましの言葉を与える。

　だが運命は彼らに味方しなかった。ノーベンバー１１の氷の矢がハヴォックに刺さる。ハヴォックは最後に何か黒に語りかけるが、その場で力尽き星がまた１つ流れた。そしてそれは避けられない戦いの狼煙になった。

　おそらく初めて肉眼で確認できる黒の能力の発動だっただろう！やはり能力は高圧電流。絶対零度の能力を電圧による熱で止めてしまうほどの威力！黒はワイヤーブレードをうまく使い高度な攻防戦を繰り広げるが、ノーベンバー１１のほうが一枚上手であった。足を凍らされ身動きが取れない黒！！
　前回で能力もばれていたため、ラバーブーツで地面からの電撃対策もしてあった。ノーベンバー１１は黒の組織について興味があり質問する！
　だが獲物を前に舌なめずりは三流のすること！黒はワイヤーブレードを投げつけ電撃を放とうとする！ノーベンバー１１はそれを振り払い黒に止めを刺そうとする。
　そこに黒にも増援がきてその場は一時退散する黒！彼らとの決着は長引きそうだ・・・。


　黒は黄に説教を受けていた！そして珍しく銀が黒の手を握り何かを訴えようとしていた。そんな手を振り払い黒はその場を去る。彼がなぜ組織にいるのかはおそらく他のメンバーは知らないだろう・・・。
　
　

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